2017年10月28日 (土)
お布施について
本日は、皆様の声にお応えして、人には聞きにくい「お布施っていくら支払うべきものなの!?」というご質問にお応えします!
【葬儀のお布施】
現在では、「読経料」と「戒名料」を合わせてお布施として、お渡しすることが増えています。以前は、「読経料」と「戒名料」を別々にお渡ししていましたが、現在は一緒にお渡しする時が殆どです。(もっと昔は、お金でなく「お米」や「野菜」などをお供えしていたそうです。)
さて、「読経料」とは、
■ 枕経~通夜~葬儀・告別 式~還骨勤行(カンコツゴンギョウ=火葬場から遺骨が戻る事)分までを纏めてお渡しする場合と、
■ 最近では、初七日までの分をまとめて「枕経~通夜~葬儀・告別式~還骨勤行~初七日」という形でお渡しする場合があります。初七日分までお渡しすることが多くなってきています。もし、日にちを分けて初七日の法要を行なう場合には、お布施は初七日の際に、別途お渡しします。
では、「戒名料」とは、
■ 最初にお寺に枕経を依頼する際、または通夜の前までに戒名を依頼しておくと、お通夜と葬儀に用いる白木の位牌に戒名が書き込まれたものを祭壇に飾ることができます。
■ 戒名料は名前のランクによって異なります。
■ 現在は、戒名料も合わせて「お布施」としてお渡しすること多くなっております。
また、「お布施」とは別に、「お車代」と「御膳料」もお渡しします。
■ 「お車代」をお渡しします。(お車代は、通常、1万円です。)
■ もし通夜ぶるまいに僧侶が欠席する場合は「御膳料」もお渡しします。
■ 同様に、もし精進おとしに僧侶が欠席する場合も「御膳料」もお渡しします。
(御膳料は、基本的に5000円~10000円です。)
お布施は相場をしらべようにもまず、どこに聞いたらいいかもわからないものです。しかも、菩提寺(檀家さん)かそうでないかでもかなり金額が変わってくるようです。やはり、お寺の方に直接聞くしかないのかなと思われるかもしれませんが、お寺に依ってはお気持ちの為にお答えされないところも多いようです。その際は、葬儀屋さんに相談して下さい。弊社のスタッフも皆様のお力になれればと思っております。
因みに…、
仏教におけるお布施はご本尊に「感謝の気持ちで施し供える」との意味合いがあります。形の上では、葬儀や法要において回向や供養を頂いた寺院や僧侶に対して贈る謝礼の表書きの献辞 ( 上書き ) に用いるものですが、本来はご本尊への施しお供えであることから、受取るお寺側の方では「お預かりする」という受取り方をします。
二重封筒は、「不幸ごとが重なる」と言われていますので、避けた方が良いでしょう。
私事ですが、父は長男の為先祖代々の檀家をついでいました。そのせいでしょうか、戒名をいいものをつけて下さったらしく、80万(うろおぼえですが)請求されたように思います。戒名のよしあし等、よくわからずただ金額に驚きました。檀家は年に4回のお布施をお寺へおさめなければなりません。お気持ち>とは言ってもやはり少なくとも1万ずつは包みました。本来長女である私が檀家をつぐのですが、叔父・叔母の厚意により、お寺に頼みこみ檀家を叔父にゆずり、お布施等も一切負担しなくてもよくなりました。そのかわりに叔父は私より付き合いが長いので1万とはいかず、結構な額をおさめているようです。叔父には気の毒な事をしていると、後ろめたい気持ちがしています。
別件で主人の葬儀の時ですが、主人の実家はお父様の代で檀家(お寺敷地内にお墓購入)になっていました。主人は次男、当然お墓には入れないのですが、そのお寺のご住職に葬儀のお経・戒名もお願いしました。又、お墓はお寺とは関係のない公園墓地に決めお墓に入る時には同じお寺のご住職にお願いをしました。その埋葬式のお布施額がお墓を購入した金額の1/3と請求されました。その後、主人の法要については公園墓地の管理事務所に全ておまかせでお願いをしています。一周忌法要、三回忌法要ともに管理事務所取り決めの3万円とお車代5,000円、お膳料5,000円ととてもお手軽で済み助かりました。
by N