2017年10月28日 (土)
お焼香の意味
仏教ではお葬式をはじめ、様々なご法要の祈りにお焼香をします。
焼香とは、仏教においては、「香を焚くこと」、特に、「仏や死者に対して香を焚いて拝むこと」を意味します。
昔から考え方は様々ですが、由来は、
⓵ 焼香という行為による、かぐわしい香りそのものが、人の死後の世界、つまり極楽浄土を思い起こさせます。これにより、故人様、また多くのご先祖様が極楽の世界で仏となり、今を生きる私達を見守り続けていることを実感する行為とも言われています。
⓶ 昔々、焼香や線香は人の体臭を消す為に使用されていました。つまり香水と同じように使われていたようです。また、強い臭いの香気は遺体の腐敗臭を消す役目もあったようです。
⓷ 焼香・線香の香りによって、自分自身、またその周りを浄化すると言われています。つまり、焼香をして自分自身を浄化するのです。そして澄んだ、落ち着いた気持ちになってから、手を合わせ、故人様の冥福を祈ったり仏様にお願いしたりしたそうです。
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