2017年10月28日 (土)
戒名とは、
出家と言う言葉がありますが、お坊さんは皆、家を出ているので
戸籍上の名前も変わるのはご存知でしょうか?
お坊さんの名前は皆、戒名で呼び合います
一休さんも戒名ですね。
昔は生前に戒名を頂いていましたが、現代では死後戒名を授かるケースが多いですね。
戒名とは...
受戒した人に与えられる名前と言われています。
仏門に入った証であり、戒律を守る印として与えられます。
戒律とは、仏弟子になった以上悪い事は出来ないという法律みたいなものです。
その法律を守らなきゃいけないのですね、「嘘はつかない」「動物は食べない」など
かなり厳しい決まりを守らなきゃいけないのです。
仏様になった以上、幸せを周囲に与え続けてくださるでしょう
戒名は基本的に以下の4つの構成からなっています。
院号、道号、戒名、位号からなります。(院号がない人が殆どです。また、実は、院号以上の位もあります。こちらは、また次回ご説明致します。)
例) ○○院△△□□居士(=コジ(男性に用いられる)、大姉=タイシ(女性に用いられる))
○○が院号、△△が道号、□□戒名、居士(大姉)が位号となります。
◆ 院号
生前からお寺に貢献した人や、社会的に貢献度の高い人が、戒名の上位としてつけるものとされています。
◆ 道号
仏道に励み究めた人への出世の称号。この位置に宗派名が入る場合があります。
◆ 戒名
基本的に2文字で表現されます。戒名に関しては、身分の上下に関係はありません。
これは、仏の世界が平等であることを表しています。
◆ 位号
戒名の下につけられる居士や大姉という文字のこと。性別や年齢、社会功績などによりことなる。
居士や大姉以外に、普通戒名と言われる(信士・信女)、お子様の場合(童子・童女)、水子はその名の通りです。
注意: 戒名と言わない宗派もあります。
例えば、浄土真宗や日蓮正宗では「法名」といい、日蓮宗では「法号」といいます。
浄土真宗ではお釈迦様の「釋」という字が必ず入ります。
普通法名は3文字、院号が付いても6文字が本来の法名です。
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