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家族葬に受付は必要?誰がやるべきか・人数・お礼・やり方を解説

家族葬に受付は必要?誰がやるべきか・人数・お礼・やり方を解説

家族葬は家族や近しい親族、友人のみで行う葬儀の形式です。参列者を限定するため、一般葬と比べて規模が小さいという特徴があります。

そのため、家族葬に受付が必要か悩む方も多いです。また、受付を設置する場合は、誰に依頼すればよいのかわからない場合もあります。

そこで本記事では、下記についてまとめました。

  • 家族葬で受付を設けるか否か
  • 家族葬の受付は誰がやるべきか
  • 受付を設けない場合の注意点

この記事を読むと家族葬の受付についてわかるため、初めて家族葬を行う方におすすめです。

目次

家族葬で受付は必要か

家族葬の受付は、必ずしも必要ではありません。家族葬は参列者が少ないため、人数の把握がしやすいからです。また、香典のやり取りも、喪主が直接行います。

ただし、家族や近しい親族以外の人物を招待した際、故人と親交があるものの喪主と初対面の方が参列する場合もあります。普段あまり親交のない方を招待する際は、受付を設置したほうが無難です。

参列者を把握するためにも、名簿に記録するのをおすすめします。このように、受付を設置するかどうかは、招待した参列者との関係性で決めるのが重要です。

家族葬の受付は誰がやるべきか

家族葬で受付を用意する場合は、誰がやるべきか考えなくてはなりません。おもに受付を依頼できる人物は下記のとおりです。

  • 血縁の遠い親族
  • 家族
  • 葬儀社スタッフ

基本的に家族や親戚が受付を担当しますが、どうしても依頼できない場合は、葬儀社のスタッフに依頼してもかまいません。ひとつずつ見ていきましょう。

血縁の遠い親族

葬式の受付は、信頼できる方に依頼するのが基本です。もし、今まで親交のなかった方に受付を依頼すると、盗難のトラブルに発展する恐れがあります。

その観点から、会社関係者や親族以外の信頼できる人物に依頼するのが適切とされています。しかし、家族葬は、そもそも親族しか参列していないケースが多いです。そのため受付を依頼する場合は、血縁の遠い親族にお願いするとよいでしょう。

家族

血縁の遠い親族を招待していない場合は、家族に依頼するのもひとつの方法です。ただし、家族も喪主同様に深い悲しみに暮れていると考えられるため、できる限り故人を偲ぶことに専念させてあげましょう。

また、家族を受付にするのなら、そもそも受付を設置しないのもひとつの方法です。血縁の遠い親族も参列していない家族葬は参列者自体が少なく、受付の必要性も低い可能性があります。

ただし、受付が設置されていなければ香典のやり取りで喪主の負担が増えてしまうため、遺族でしっかりと話し合いましょう。

葬儀社スタッフ

家族葬では参列者が少ないため、受付を任せられる人物がいない場合もあります。その場合は、葬儀社のスタッフに受付を依頼してもかまいません。

受付を任せられる人物がいないからといって、親族が受付をすると最後の時間を満足に過ごせない恐れがあります。また、心身の負担が大きくなり、受付でミスがあるとトラブルに発展しかねません。

そのため、無理に対応するのではなく、困っていることがあれば葬儀社に相談しましょう。

家族葬の受付に必要な人数

家族葬の受付では、最低でも2人にお願いしましょう。受付の仕事は多く、1人で全て対応するのは困難です。

特に、参列者によっては丁寧な挨拶によって時間が長くなってしまったり、場所の案内で受付から離れざるを得ない状況になったりすることもあります。対応中に、ほかの参列者が受付に来ると、待たせてしまうことになります。

また、香典を預かる立場でもあるため、お金に関するトラブルが発生しないように複数人で対応するのが望ましいです。参列者の数が多ければ受付の人数も増やすべきですが、家族葬では2人で十分と言えます。

家族葬の受付のやり方

家族葬における受付のやり方は、下記のとおりです。

  • 参列者へ挨拶する
  • 香典を受け取る
  • 参列者へ記帳を依頼する
  • 返礼品を渡す
  • 香典や供物を会計に渡す
  • 荷物を預かる
  • 参列者を葬儀会場へ案内する
  • 葬儀終了後の対応

一見やることは多いですが、家族葬の場合は参列者そのものが少ないため、そこまで時間はかかりません。それぞれのポイントを押さえて、しっかり対応しましょう。ひとつずつ紹介します。

参列者へ挨拶する

参列者が受付に訪れたら、挨拶をします。本来は、明るく元気に挨拶するものですが、葬儀の場においては落ち着いた声で静かに挨拶しましょう。

ただし、口ごもるような挨拶は参列者に聞こえないため、はっきりと発音しなければなりません。参列者が受付を訪れた際は「ご多用の中お越しいただきありがとうございます」と感謝の言葉を述べましょう。

また、受け答えでは言葉遣いに注意します。特に、忌み言葉や重ね言葉は、葬儀の場でふさわしくありません。話しているうちについつい口にする恐れもあるので、十分に注意しましょう。

香典を受け取る

香典の受け取りは、受付が行う仕事で最も重要なものです。参列者から香典を差し出されたら、お礼の言葉を言いながら両手で受け取りましょう。

香典の名前と金額を確認し、記帳します。お金にまつわる業務なので、トラブルに発展しないよう丁寧な対応が重要です。

参列者へ記帳を依頼する

香典を受け取ったあとは、芳名帳に記帳してもらいましょう。芳名帳とは、参列者の名前や住所などを記録するリストです。

後日、香典返しを送る際は、芳名帳を頼りに手配します。そのため、記帳を忘れてしまうと、香典返しを送れません。

また、数人分の香典を預かってくる方もいるため、その場合は全員分の名前を記入してもらいましょう。

返礼品を渡す

芳名帳に記帳してもらったら、返礼品を渡します。返礼品とは、参列してくれたことに対して、感謝のしるしとして渡す品です。

芳名帳に記帳してもらった後に渡すのが一般的ですが、宗派や地域によって異なる場合もあります。また、香典が連名になっている場合や、ほかの方の香典を預かっている場合は人数分の返礼品を渡しましょう。

香典や供物を会計に渡す

参列者から受け取った香典や供物を会計に渡しましょう。盗難されないためにも目を離さず、しっかりと管理することが重要です。

そのあとは受付で使用した道具を片付け、会計の手伝いをします。受付は喪主や遺族から信頼されて、お金の扱いを任されています。その信頼を裏切ることのないように、注意しましょう。

荷物を預かる

参列者から「荷物を預かってほしい」とお願いされた場合は、受付で預かります。あらかじめ決められた場所に保管し、葬儀後や参列者の希望するタイミングでお返ししましょう。

適当な管理をしていると、香典と同じく、盗難の恐れがあるため注意が必要です。特に、貴重品は預からず、参列者自身で管理してもらうようにお願いしましょう。

参列者を葬儀会場へ案内する

受付と葬儀会場が離れている場合は、参列者を案内します。歩調を相手に合わせたり、ドアを開けたりなどの配慮をすると喜ばれます。

葬儀社のスタッフが案内する場合もあるので、どのように受付が対応すべきか事前に確認しておきましょう。また、参列者によっては「口で説明してくれるだけでいい」という方もいるので、受付の場所から説明できるように場所を覚えておくのがおすすめです。

葬儀終了後の対応

受付の仕事は香典や芳名帳の管理と考えている方もいますが、葬儀をスムーズに進めるために、案内や片付けなど欠かせません。葬儀が終わったあとも、最後まで受付としての役割を全うしましょう。

葬儀終了後にやるべきことは、下記のとおりです。

  • 参列者の案内
  • 荷物の返却と片付け
  • 芳名帳や香典の引き継ぎ

丁寧に対応し、トラブルなく葬儀を終えるためにも、喪主や遺族の信頼に応えましょう。

受付係へのお礼

受付をしてもらった際には、担当者にお礼をするのが一般的です。参列者の対応や芳名帳・香典の管理など、気を遣う多くの仕事をこなしてくれたことに感謝しましょう。

苦労をねぎらうためにも、具体的な謝礼を支払います。3,000〜5,000円程度が相場とされていますが、明確な決まりはありません。

地域によっては、現金ではなく物品を渡すこともあります。謝礼に悩んだ場合は、経験豊富な親族や葬儀社のスタッフに相談しましょう。

また、お通夜とお葬式両方の受付をしてもらった場合は、2人分の謝礼を支払うといった柔軟な対応が重要です。

家族葬で受付なしにする場合の注意点

家族葬で受付なしにする場合は、下記の点に注意しましょう。

  • 誰が参列したのか分からなくなる
  • 香典の管理が難しい

家族葬は基本的に招待された方のみが参列するため、招待者をリスト化しておくことで誰が参列したのか分からなくなる事態は避けられます。香典は喪主が受け取りますが、管理が大変な場合は、香典そのものを辞退するのもひとつの方法です。

家族葬の受付は遺族の意向で決める

受付は、葬儀をスムーズに終えるために重要な役割を持ちますが、参列者の少ない家族葬では、必須ではありません。ただし、香典の管理に不安が残る場合は、受付があったほうが無難です。受付がなければ喪主の負担が増える可能性もあるため、遺族で話し合ってどうするか決めましょう。
なお、葬儀社にお悩みの場合は、アートメモリーがおすすめです。アートメモリーはお客様の要望にできる限り応える葬儀社です。受付を設置しない葬儀もしっかりサポートします。これから家族葬を執り行う予定の方はお気軽にお問い合わせください。

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