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家族葬のマナーをシーン別に解説!連絡や香典、服装、挨拶などを解説

家族葬のマナーをシーン別に解説!連絡や香典、服装、挨拶などを解説

身内や親しい親族のみが参列する家族葬では、一般葬同様に守るべきマナーがあります。しかし、比較的新しいスタイルの家族葬において、どのようなマナーがあるのかわからないという方も多いです。

喪主や遺族が守るべきマナーもあるため、しっかりと把握しておかなければ参列者にとって失礼な行動になりかねません。そこで本記事では、下記についてまとめました。

  • シーン別に守るべきマナー
  • 家族葬の流れ

この記事を読むと葬儀中はもちろん、葬儀前後のマナーも分かるため、初めて家族葬を執り行う方におすすめです。

目次

家族葬の参列者を決める際のマナー

家族葬の参列者を決める際は、下記のポイントに注意しましょう。

  • 参列者の人数で決める
  • 故人の意思を尊重する
  • 今後のお付き合いに配慮する

家族葬は身内のみ、または親しい親戚が参列する葬儀形式で、どこまで参列者を呼ぶのかといった点に明確なルールはありません。参列者の選定には故人の意思を尊重し、マナーを守ることが求められます。

参列者の人数で決める

家族葬に参列してもらう方を選ぶ際は、まず家族葬の規模を決めてからにしましょう。家族葬では基本的に一般参列者はお呼びしませんが、盛大に故人を送り出したい場合は多くの参列者をお呼びします。その際は、生前に親交の深かった親戚だけではなく、遠縁の親戚を呼ぶのもひとつの方法です。

一方で、できる限り規模を小さくしたい場合は、同居している家族だけで執り行うのも問題ありません。遺族間で十分に協議し、誰をお呼びするか決めましょう。

故人の意思を尊重する

家族葬の参列者を決める際に最も大切なのは、故人の意思を尊重することです。故人から直接聞いていた場合は、優先的にお呼びして問題ありません。そのほかにも、過去の話や遺されたメモなどから懇意にしていた方が判明するケースもあるため、それらの情報を参考にしてお呼びする方を決定します。

意外な方が故人にとって大切な人物であることも考えられるため、家族だけで決めず、広い視野で検討しましょう。また、故人の容態によっては、話し合いが困難な場合もあります。そのため、できる限り早い段階で相談しておくのがおすすめです。

今後のお付き合いに配慮する

参列者を選ぶ際には、故人との関係だけでなく、遺族と参列者との今後のお付き合いも考慮する必要があります。特に、「親族は全員参列すべき」と考えている方も多く、お呼びしなければ後々のトラブルに発展しかねません。

お呼びすべきか迷う場合は、トラブルの危険性を考慮して「迷ったら招待する」と決めてしまうのもひとつの方法です。また、家族葬に招待しなかった方へ配慮し、適切な方法で葬儀の報告をすることも忘れないようにしましょう。

家族葬に参列をお願いする際のマナー

亡くなったことを知らせる訃報は、できる限り早く伝えましょう。日程や場所などの詳細は、決定してからで構いません。つまり、訃報と詳細の案内で2回連絡することになります。

一般的に電話や文書で伝えますが、メールやFAXで伝えるケースも増えています。また、香典・供花を辞退する場合は、その旨も伝えましょう。

家族葬にお呼びしない方に連絡する際のマナー

家族葬にお呼びしない方に対しても、連絡をしなければなりません。その際に気をつけるべきマナーを紹介します。

  • お呼びしなかった理由を説明できるようにする
  • 訃報・葬儀の連絡を怠らない

呼ばれなかったことに対してよく思わず、トラブルに発展するケースがあります。トラブルを回避するためには、できる限り丁寧な対応と納得できる理由が必要です。順番に見ていきましょう。

お呼びしなかった理由を説明できるようにする

家族葬にお呼びしなかった場合、その理由を問われる可能性があります。まずは、規模の小さい家族葬であることをしっかりと伝えます。そのうえで、相手が納得できるように、家族葬にお呼びしなかった理由を準備しておきましょう。

たとえば、「家族だけで思い出に浸りたい」や「故人の意向に従った」などが挙げられます。家族葬に対する認識が浅い方もいるため、理由を明確に伝えて誤解を生じさせないよう努めましょう。

訃報・葬儀の連絡を怠らない

家族葬にお呼びしない場合でも、訃報は迅速かつ丁寧に伝えましょう。連絡方法は電話や文書、メールで問題ありません。ただし、参列をお断りする場合は、しっかりとその旨を明記するのがおすすめです。曖昧な内容にすると相手の方が参列すべきなのか迷ってしまいます。なお、訃報の連絡は事後でも構いません。

家族葬の香典・供花に関するマナー

家族葬の香典・供花に関するマナーを紹介します。

  • 香典・供花を辞退する際は、事前に連絡しておく
  • 基本的に、香典・供花を受け取ったらお返しが必要

香典や供花をどのように扱うかは、喪主や遺族が決めます。家族葬では手間を省くため、辞退するケースが多いですが、受け取っても問題ありません。

ただし、香典や供花を受け取った場合は一般葬と同じように、お返しを必ず用意しましょう。ひとつずつ紹介します。

香典・供花を辞退する際は事前に連絡しておく

香典や供花を辞退する際は、訃報や葬儀の案内に明記しておくのがおすすめです。辞退していることがあらかじめわかれば、参列者は混乱せずに済みます。

一方で、当日の受付時に辞退の案内をするケースもありますが、この場合は参列者に香典や供花を用意させる手間をかけてしまいます。遺族側も受付でその都度断ると言う手間が発生するため、事前に連絡してお互いの手間を削減しましょう。

また、参列者によっては「どうしても受け取ってほしい」と香典を持参する方もいます。そのような場合は無理に断らず、相手の気持ちを尊重して受け取るのもひとつの方法です。ただし、喪主の意向にしたがって持参しなかった方もいるため、堂々と受け取るのは避けた方が良いでしょう。

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基本的に香典・供花を受け取ったらお返しが必要

香典や供花を受け取る場合は、後日お返しをすることが通例です。遺族としては、どのような形でお返しをするか事前に話し合い、準備しておきましょう。

また、上述したように、香典や供花を辞退していても「どうしても受け取ってほしい」と弔意を示される方がいます。香典返しを準備していなくても、受け取った場合は必ずお返しを送りましょう。

一方で、家族や親戚から供花を受け取った場合は、必ずしもお返しをする必要はないとされています。

家族葬の服装に関するマナー

家族葬における服装は一般葬と同様、喪服を基本とします。喪主は正喪服か準喪服、遺族は準備服を着用しましょう。正喪服には和装と洋装があり、一般的には洋装が多いです。

基本的にアクセサリーはつけず、ネクタイピンや金属のベルトなども避けましょう。女性は、真珠のネックレスのみ許容されています。

家族葬の挨拶に関するマナー

家族葬で挨拶する際は、故人への哀悼の意を表しつつ、参列してくださった方々への感謝の気持ちを忘れずに伝えることが重要です。簡潔にまとめ、心からの言葉で表すことを心がけましょう。

ただし、内容は良くても、忌み言葉や重ね言葉を使わないように注意しなければなりません。

忌み言葉とは「苦しむ」「終わる」など縁起が悪いとされる言葉で、重ね言葉とは「いろいろ」「ますます」など同じ言葉が連続するものです。重ね言葉は「不幸の連続を連想させる」として、使ってはいけないとされています。

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葬儀後のマナー

葬儀後は香典返しの手配を始めて、故人の供養や遺族のケアに気を配りましょう。また、訃報連絡をせずに家族葬を行った場合は、一般葬であれば呼ぶべき方々に事後連絡の挨拶状を送ります。その場合は「家族葬を行ったこと」と「謝罪の言葉」を添えましょう。

なお、葬儀後に弔問される方もいるため、すぐに対応できるようお返しを用意しておくのもおすすめです。

家族葬の流れ

家族葬は一般葬と比べて小規模ですが、執り行われる内容はほぼ変わりません。基本的な流れは、下記のとおりです。

  1. ご逝去
  2. 納棺
  3. お通夜
  4. 告別式
  5. 火葬

お通夜や告別式は参列者の数が少ないため、短時間で終わることが多いです。しかし、僧侶の読経や焼香、喪主の挨拶などの基本的な流れは同じです。

家族葬の流れを詳しく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。

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正しいマナーを守ってトラブルのない葬儀にしよう

家族葬は、一般葬と比べて自由度の高い葬儀ですが、マナーは守らなくてはなりません。服装や挨拶など守るべきマナーは、一般葬と同じです。マナーを逸脱して、遺族や参列者に不快な思いをさせないように気をつけましょう。

なお、アートメモリーは、お客様の実現したい葬儀を徹底的にサポートします。わからないことや不明点もしっかりとお教えできるので、集中して葬儀を執り行えます。葬儀社でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

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