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家族葬における失敗しない斎場選びのポイント5つ!費用や種類も解説

家族葬における失敗しない斎場選びのポイント5つ!費用や種類も解説

故人を送り出す家族葬の斎場選びは、心に残る葬儀をするうえで非常に重要です。しかし、数ある斎場のなかから、最適な場所を選ぶことは困難です。上手に選ぶことができなければ心に残らないばかりか、後悔の残る葬儀になりかねません。

そこで本記事では、下記についてまとめました。

  • 家族葬を行う斎場の選び方
  • 斎場の種類とそれぞれのメリット・デメリット
  • 斎場を利用する際の費用

この記事を読むと自分に合った最適な斎場の選び方が分かるため、初めて家族葬の喪主を務め、どこでやるべきか困っている方におすすめです。

目次

家族葬の斎場とは?

家族葬の斎場とは、家族や親しい関係者限定で行う葬儀・通夜を執り行うための施設や場所を指します。家族葬は一般的な葬儀に比べ参列者の数が少ないため、斎場も小規模な式場が多いです。

しかし、家族葬に決まった形式はないので、斎場も自由に選べます。もちろん、大型の斎場を選んでも構いません。プライベートな空間で故人を偲ぶことを重視し、大型の斎場よりも落ち着いた環境で葬儀を執り行えます。なお、家族葬だからといって、自宅で行わなければならないルールはありません。

斎場と火葬場との違い

斎場は葬式や通夜などの儀式を執り行う場所を指し、火葬場は故人のご遺体を火葬する施設を指します。斎場は遺族や参列者が集まって故人を悼む場として用いられ、火葬場はご遺体を火葬するための特別な設備が整っている場所です。

市区町村など自治体が運営する公営の斎場では、火葬場が併設されているケースが多いです。そのため、斎場と火葬場を混同してしまう方もいますが、基本的には別の施設と覚えておきましょう。

斎場の種類3つ

斎場の種類は、大きく3つにわけられます。

  • 公営の斎場
  • 民営の斎場
  • 自宅

自宅で行う葬儀は「自宅葬」と呼ばれ、一昔前まで主流の葬儀でした。集合住宅が増えたため執り行われることは少なくなりましたが、価値観の変化から再び増加しています。ひとつずつ見ていきましょう。

公営の斎場

公営斎場は、市区町村などの自治体が運営する斎場で、無宗教から宗教儀礼まで対応可能です。利益を目的として運営しているわけではないため、比較的低価格で利用できます。

地域によっては人気が集中し、繁忙期には予約が困難な場合もあります。なかには1週間から10日ほど待つケースも珍しくありません。

待っている間はご遺体の安置室を手配しなければなりませんが、1週間待つことで気持ちが落ち着き、しっかりと葬儀に向き合えたと言う声もあります。火葬場と併設されている場合が多く、名称は「斎場」「聖苑」などです。

民営の斎場

民営斎場は、故人または企業が運営する斎場で、設備が充実しており幅広いニーズに合わせたサービスを提供しています。独自のプランやアフターサービスも魅力で、利用者の要望に合わせて柔軟な対応が可能です。

ただし、公営斎場に比べて費用が高い傾向にあるため、各施設のサービス内容と料金を事前に比較する必要があります。形式にとらわれない自由な葬儀が執り行えるケースも多く、葬儀の進行を斎場の運営会社に依頼できるため、別途手配する必要はありません。

自宅

自宅での葬儀は、故人の実家を斎場として使い、慣れ親しんだ環境で家族葬を執り行う方法です。故人の自宅で最後のお別れをするという点で大きな意義がある一方、スペースの制約や設備の問題、近隣への配慮が必要となります。

実家の場合は、遺族らの思い出が詰まっているため、故人を偲ぶ場として最適な場所とも考えられます。なお、このような葬儀を「自宅葬」と呼び、一昔前は一般的な葬儀のスタイルでした。集合住宅で自宅葬を執り行うのが難しく、現代では減少傾向にありましたが、家族葬が注目され始め、再び自宅葬の関心が高まっています。

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家族葬で斎場を利用する際の費用

斎場の利用費用は、公営斎場と民営斎場で異なります。公営斎場の場合は5万〜15万円ほど、民間斎場の場合は20万〜40万円ほどで、その差はおよそ3〜4倍ほどです。

また、サービス内容によっても費用は大きく異なります。公営斎場は低価格での利用が可能ですが、民営斎場は施設の豪華さやサービス内容により費用が上昇する傾向にあります。こうした斎場を利用する際は事前に予算を決め、複数の施設を比較検討し、追加のサービスにかかる料金も含めた費用全体の把握が重要です。

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公営斎場・民営斎場の比較

公営斎場と民営斎場のメリット・デメリットをまとめました。

斎場の種類メリットデメリット
公営斎場・費用が安い
・火葬場への移動が簡単
・予約が取りづらい
・交通面が不便
・自由度が低い
民営斎場・自宅から近い場所を選べる
・サービスが充実している
・費用が高い

それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。

メリット

公営斎場と民営斎場のメリットを比較しました。

公営斎場民営斎場
・費用が安い
・火葬場が併設されている場合が多く、移動の手間が省ける
・自宅から近い場所で葬儀ができる
・サービスが充実している

公営斎場のメリットは、低価格で利用でき、基本的な設備が整っている点にあります。また、火葬場が併設されている場合は移動の手間がかからないため、高齢の参列者がいる場合は喜ばれます。

民営斎場は、公営斎場と比べて数が多いため、アクセスのしやすさや内容から好きなところを選べます。充実した設備とサービス、オーダーメイド式の葬儀が可能で、柔軟に対応できることがメリットです。

デメリット

公営斎場と民営斎場のデメリットを比較しました。

公営斎場民営斎場
・予約が取りづらい
・交通面が不便
・自由度が低い
・費用が高い

公営斎場のデメリットは、予約の取りづらさや、交通面の不便さが挙げられます。特に、葬儀まで時間がかかる場合は、ご遺体の安置場所を手配しなければなりません。自宅で安置できない場合は、安置場所を探すのも一苦労です。また、公共交通機関から遠かったり駐車場がなかったりするケースもあります。

一方で、民営斎場は料金が高くなることもあり、葬儀費用に対する予算が大きな問題となる場合があります。できる限り費用を安く抑えたい場合は、祭壇や装飾を簡素なものにするなどの対策が重要です。

家族葬を行う斎場選びのポイント5つ

家族葬を行う斎場選びのポイントは、下記のとおりです。

  • 参列者と斎場規模のバランス
  • 交通面の利便性
  • 設備の充実度
  • 安置室の有無
  • 費用

ご遺体は自宅に安置するのが基本ですが、ご家庭の事情で難しいケースもあります。その場合は、安置室が設置されている斎場を選びましょう。ひとつずつ紹介します。

参列者と斎場規模のバランス

適切な斎場を選ぶ際は、予想される参列者数と斎場の収容人数がマッチしているかを検討する必要があります。家族葬の参列者は一般葬と比べて少ない場合が多いです。

参列者の数に対してあまりにも広い施設は落ち着かず、小さすぎると窮屈さを感じる可能性があります。家族葬の趣旨に沿った、落ち着いた雰囲気の場所選びがポイントです。

交通面の利便性

斎場は、参列者が訪れやすい場所にあるかどうかも重要です。公共交通機関の近くや駐車場が十分にある施設など、アクセスしやすい環境を選びましょう。

遠方から参列する方は、電車や自家用車で訪れる可能性があります。特に、高齢の参列者が電車で訪れる場合は、できる限り駅に近い方が喜ばれます。

また、「葬儀場の場所がわからない」とならないように、できる限りわかりやすい斎場を選ぶのもおすすめです。

設備の充実度

斎場の設備がどれくらい充実しているかも重要です。斎場の利用はほんの数日ですが、喪主や遺族は故人を失った辛い気持ちで葬儀や準備に臨んでいます。設備が不十分なことによる余計なストレスを感じたくありません。

そのため、遺族控え室の使いやすさやバリアフリーなどをしっかり確認しましょう。いかに喪主や遺族をリラックスさせてくれるかが、斎場選びにおいて重要です。

安置室の有無

ご遺体を安置するための設備が斎場内に設けられているかがポイントです。故人が亡くなってから葬儀までの間、ご遺体を安置しなければなりません。

自宅で安置することが多いですが、「部屋がない」「葬儀まで時間がある」などの場合は、自宅で安置できないこともあります。その場合は安置室のある斎場を選ぶのがおすすめです。ご遺体のドライアイス処理も丁寧に行ってくれるため、安心して任せられます。

費用

費用が予算と合っているかも大きなポイントです。予算内に抑えられるかどうかを検討し、追加費用の有無も確認しましょう。全体の予算計画に合わせて、無理のない範囲で最適な斎場を選びます。

ただし、葬儀費用を安く抑えたいからといって、費用だけで斎場を選ぶことはおすすめしません。理想の葬儀を実現するために追加費用が多くかかり、結局高額になる場合もあるからです。そのため、費用を考える際はコストパフォーマンスを重視しましょう。

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重要なのは、故人と遺族の想いに寄り添ってくれる斎場を見つけることです。それぞれの斎場の特徴をじっくりと比較し、納得のいく家族葬を実現しましょう。
なお、アートメモリーではお客様の希望に寄り添った家族葬を実現します。斎場選びでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。

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